経師屋・1

これは時代劇のセットではなく、現役の経師屋さんの店舗である。

 

店そのものが骨董品のような価値を持つまでに至っている。

 

作業場の様子。

 

これが店舗の壁紙。

襖の下張りに使う、古い教科書や店の帳簿の文字が並ぶ。

薄くて滑らかなこの紙は手漉きなのだそうだ。

手漉きの和紙といえばざらざらなイメージなのだが、これはつるつるなのだ。

訊くと、鉄板などに貼り付けて乾かすとこのようになるらしい。

 

その拡大写真。

文字は裏返しだった。

僅か数十年で、教科書も大きな変化をしたものだ。(菅沼)