お墓の引越し

私事ですが、昨日まで沖縄に帰省していました。今回の帰省目的は「お墓の引越し」です。

 

この写真は以前のお墓です。沖縄といえば有名なのは亀甲墓ですが、うちのお墓は山を削り石で作った珍しいお墓です。 私の夫(考古学専攻)が「自分もここに入りたい」と絶賛したこのお墓はアクセスが極めて悪く、大げさに言えばジャングルの中にあるので、親しか道を覚えてないことやハブの危険も考えて場所を変えることにしたのです。 

 

 

 

「おじいちゃんは戦争中、この中に家族で隠れて生き延びたんだよ」小学生の孫達は目の前の光景に「えー、ほんとにー!!」と実感をもって驚いています。この中に約20名(半分は子供)入ったそう。まさに防空壕として命を救ったお墓です。

名前もありません。

引越し当日は豪雨!!

納骨の前にお墓の中に私と母と妹の3人が入りお祝いの歌に合わせてみんなで手拍子、4曲目はカチャーシーを踊りながら後ろ向きで出てきます。写真は出てきたところ。「景気づけ」だそうです。もっと大きいお墓だと三線(サンシン)を中で弾くこともあるそうですが、うちは弾ける人もなく狭いので住職持参のテープでした。

納骨の後は雨にも負けず、みんなでお料理をいただいて儀式は終りました。写真下に写っている陶器は厨子甕(ずしがめ)です。(郁子)