(千葉・外房)

菅沼建築設計

 

〒299-4341

千葉県長生郡長生村宮成3400-12

tel/fax:0475-32-4636

 

 ※新規のお問い合わせはメール

  でお願い致します。



◆ お問い合わせはこちら ◆ 

suganumakenchiku@gmail.com

 


 

 

 

 

 

 

 

  

・・・・・・・・・・・・・・

介護・高齢者向け改修工事

手すりの取り付け・床の段差の解消・便器の交換・建具の交換・・・様々な問題を解決します。

工事事例→介護改修工事

 

 

 

 

 

菅沼自邸建設の記録

私はそれまでに、設計者・現場監督・大工を経験することが出来たので、自分の家を誰かに頼んで建てようとは思わなかった。自分の家は可能な限り自分で作ろうと思った。
 自分が蓄積した知識と技術で家は建つと確信出来た。 

諸々の条件が揃ったと判断して、自宅の建設を決断した。

(文章は2008年8月頃)

 

工事期間2004.4月~2005.12月 

 

仮説工事「遣り方」

 

工事が始まった。

浄化槽は埋設を先に行った。

私はすぐ脇で木材加工用の「うま」を作り始めた。「うま」を作るための「うま」がないことで、何もないところからスタートしたという感じがした。

 

 

地業工事「割栗石の設置・填圧」

 

基礎工事が淡々と進んでいく。

私は木材加工の準備をしていた。

「うま」は高い物2組・低い物4組を作った。出来たものはまだこれだけしかない。完成までは遥かな道のりである。

 

 

鉄筋工事「配筋」

 

割り栗石・目潰し砂利の填圧の後、捨てコンクリート打設、排水管の設置、防湿シートの敷設、の順で完了し、配筋工事が進む。

 

 

 

 

 

コンクリート工事「耐圧版の生コン打設」

 

この日は、人手が必要なことを実感する工程だ。

私は現場のコンクリート打設の日には、いつも気分が高揚する。

見る見る様子が変化していく生コンはまさに「生もの」、扱う人間は材料に合わせて動く。

 

 

べた基礎の完成

 

型枠が解体された。基礎が姿を現した。

あとは上棟日を待つだけになった。
この場所が作業場となる。

目の前のことを一つ一つこなしていこうと思うが立ち止まることも多かった。

 

 

井戸掘り

 

「上総堀り」の様子。
ここでは4Mの深さで水が出た。
まず小さな二枚貝の貝殻が出てくる。
次いで粒の粗い砂が出てきたら掘削は終わり。
超小規模のリバースサーキュレーション工法のような感じである。

現在、浴槽のお湯と洗濯用水はこの井戸を使っている。

製材所

 

大多喜の製材所の様子。
特大のバンドソーが我が家の梁を挽いていく。
丸太は市原市の山のものが主。
含水率はかなり高い。

 

 

 

 

自然乾燥

 

野積みされた我が家の梁。
含水率はそう簡単には下がらない。

材料に圧倒されないだけの自分ではあった。
これだけの木を買ったのは初めてだ。
とても嬉しかった。

 

 

材木市場

 

柱にする材料は千葉県産材ではなく、材木市場に見に行った。
普段は一般の人は中に入れない。
木材共同組合に業者登録をして、番号の入った帽子を被らな
ければならない。現在は曜日を決めて一般公開しているところもある。

中央の上から三段目の山(紀州産)が、赤身が強くて目も揃っており、これと同じものを三山買った。

 

 

 

材料納品

 

私の敷地に届けられた材料。
乾燥を促すために、緩くシートを掛けて通気する。(ほんの気休めだが・・)
どこにどの材料を使うか、ズラッと並べてチョークで番付を振る。とても楽しく悩む時間である。
含水率の高い杉材は滅茶苦茶に重い。
アルミ製のビール瓶ケース運搬用二輪キャリアが活躍した。

 

 

 

土台の加工開始

 

土台は桧。
墨付けを終えて、刻みを始めた。
蟻・鎌を丸のこ・仕口ルーターで刻む。
角のみで穴を掘る。
久しぶりの作業だった。
作業をすると気持ちが落ち着く。

 

 

土台の刻みの様子

 

蟻や鎌を作ることはもうしばらく無いだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

母屋の刻みの様子

 

横の通り・縦の通りを端から端まで継ぎ手で一本に繋ぎ、渡りあごで掛ける。
一体何個の追っ掛け大栓継ぎを作っただろうか。

 

 

桁の刻みの様子

 

この家ではたった一箇所だけの台持ち継ぎ。
これは現在、居間から見える位置にある。

 

 

 

 

 

 

 

梁の加工の様子

 

16.5尺X4寸X8寸の追っ掛け大栓継ぎの予行演習。
一箇所に付き、少なくとも2回は、はめてはずす。
腰を痛めぬよう、作業姿勢には注意を払う。
含水率が高いと、この大きさの材料は両手で持ち上げることが出来ない。

 

 

 

 

柱の刻みの様子

 

ほぞきりでほぞを作る。
ほぞきりは近くの工務店にお願いして借りた。
このとき、超仕上げ機も借りた。

自分で決めた上棟日が近づいてきた。

 

 

上棟

 

上棟の日を迎えた。
クレーン車と近所の大工さん5名にお願いした。
私は下で作業の進行を見ながら雑用をしている。
いつもと違う役割だ。

模型がついに現実の物となった日だ。

 

 

垂木の取り付け

 

垂木の取り付けは大変気分の良い作業だ。
どんどん屋根の形が出来てくる。
なるべく上下の移動を減らすため、
段取りを考えながら作業を進める。

 

 

屋根下地の完了

 

もう雨が降っても濡れない。
しかし、強風で棟近くのルーフィングを一度剥がされた。
早く屋根葺きをしなければならない。

 

 

屋根葺き工事

 

屋根葺きは専門の業者にお願いした。
依頼して良かった。
自分でやっていたら、腱鞘炎になって、いつになっても終わらなかっただろう。

 

 

 

 

外壁工事

 

外壁板を張る。
塗装を施しながら張った。
家の印象が出来上がりつつあるのを毎日遠くから眺めて確認していた。

 

 

 

 

2階床工事

 

2階の床から床板を張り始めた。
どんどん家らしくなっていく。
たった一枚の板で囲われると、そこは部屋である。

 

 

外壁完了

 

外壁はほぼ完了した。
車庫が作業場だ。
この作業場は風が良く抜ける。

 

 

内部電気配線・水道配管の様子

 

電気配線と水道配管は専門業者にお願いした。
資格の問題・道具の問題・作業経験の不足が理由だ。
いろいろと教えてもらった。

 

 

1階床工事

 

床は、張ればすぐ終わり。
すぐに部屋となる。
どんどん進む。

 

 

外部水道工事

 

設備機器をつなげばもう生活できる。
家としての機能が備わった。

 

 

玄関土間コンクリート打設

 

土間コンクリートに玄関引き戸のレールを埋め込んだ。
精度良く埋め込むためには慎重な作業が必要だ。

 

 

天井取り付け

 

もう工事も最終段階だ。
単調な作業の繰り返しだが、気分は軽い。
目標の日に引っ越せるよう、残り時間を気にしている。

 

 

薪ストーブ初点火

 

引越し後ではやりにくくなってしまうところの造作をやっている。
初めて「薪ストーブ」なるものに火を入れた。
火力調整に気を取られて作業が遅くなった。
床のワックスがけが終わらぬうちに引越しが始まった。

 

 

引越し後
初雪

 

雪が降ったのにここにいる。
家が建ったからなのだ。
更地だったところに、確かに家が建っている。