道具が無ければ何も作ることが出来ません。
まず道具を揃えるところから作業は始まります。
何が良いか、悩むのが楽しい時間です。
セルフビルドの楽しみの半分は道具選びと言っても過言ではないでしょう。
私の使っている主な大工道具を紹介します。 (注:価格は2009年頃の内容です)
1.手工具20種類
のこぎり
金額の目安:1200円~10,000円
尺一寸目から7寸目まで、いつの間にか増えていた。替え刃式がほとんどだが、見よう見まねで目立てもする。目立てをすると、生き返ったように切れる。切れないのこぎりでは息が切れるというのは有名な話。刻みをしなければ、右端の替え刃式の(¥1500位)で十分。
のみ
金額の目安・6,000円~10,000円 追い入れのみ10本セット30,000円
軸組みの刻みには厚のみ、造作には追い入れのみを使う。大は小を兼ねず、その逆も然りなので、6~10本組となる。刻みをしなくとも、追い入れのみ6本セット位はどうしても使う。.
かんな
金額の目安:10,000円~23,000円
よく使うのは一寸六分。薄削りの仕上げ用というよりは、厚削りの寸法調整用として使うことの方がはるかに多い。中央の五徳かんなも便利なもので、出番は多い。台直しは絶対に必要なので、身に付けたい技術だ。
げんのう
金額の目安:1,500円~3,000円
出番が多いのは、375gの玄翁。670gの大玄翁もよく使う。大玄翁は、近所の刃物屋さん自作の赤樫の柄を自分で取り付けたもの。375gはグラスファイバー製の柄のもの。玄翁はバランスが大事で、なんとなくバランスがしっくりこないと感じたものは、使っていて疲れる。
さしがね
金額の目安:1,000~2,000円
角の厚みが厚いもの・薄いもの、目盛りが内側にも付いているもの、裏目があるもの・ないもの、長手が一尺のもの、、センチメートル目盛りのもの、などなど。使い易さを気にして、いつの間にか増えていた。
墨つぼ 墨さし
金額の目安:1,000~2,500円
昔ながらの墨つぼは、主に墨さしで線を引くときの墨付け用。糸を使う時は自動巻きの物を使う。釘袋に入るような小さなものが好みだ。墨さしは訓練校の授業で作ったもの。15本位作った。
バール・釘抜き・釘しめ
金額の目安:300~2,000円
小さな釘抜きを兼る釘しめから600mm位ののバールまで、よく使う。隙間を広げるという作業は、曲がるのが前提の無垢材にはつきものの作業である。
砥石・金盤
金額の目安:1,000~6,000円
金盤や砥石は角材を削った台に固定する。金盤で裏押しをするが、裏が出なければ刃の方をたたいて裏を出す。
天然の砥石を一つ購入した。人工の砥石は研げてあたり前だが、天然物というところに味がある。
カーぺンターゲージ
金額目安:3,000円
主に刻みの時の幅一寸の墨付けに使う。長い軸組み材料が緩やかに曲がっているとき、このゲージでの墨は必ず材の中央からの振り分けになるため、組んだときに曲がりが直るかどうかの見極めが要る。
カット定規3倍尺
金額の目安:4,000~8,000円(定規)
4,000円(3倍尺)
ボード類のカットや、水平面のチェックに使う定規。内法を測る定規は、材料を取り付ける場所まで持っていって寸法を写すのが難しいようなときに使う。
ドライバー・ぺンチ・カッター・金切バサミ等々
金額の目安:300円~
これらの細かい一般的な工具類は、数限りなくある。プラスチック製の工具箱に、仕切りをうまく使っていつでも出せるようにしまっておく。