Q:ハイブリッドカーなど最新技術の自動車に乗り換えるのと、CO2を排出しながらも古い車に乗り続けて新しいゴミを出さないのはどちらが本当にいいのか悩みます。どう思いますか? 毎年数千万台の新車が生産されています。

菅沼:「本当にいい」の意味が問題なのです。

 日常生活の中で反射的に応えるのであれば、『古い車に乗り続ける』という選択肢を私は選びます。まだ動く車なのに捨ててしまう方が、高性能車に買い換えるよりもはるかに無駄なことに思えるからです。でもこれは私がビンボーだからなのかもしれません。

 

 『環境保護』・・・定義が難しい言葉です。人間が絶滅してしまうのが地球のためには一番いい、という結論をとるわけにはいきません。

 富と名声とそれにまつわる事に最大の快楽を見出す我々現代日本人の多数が「環境保護」を考える理由は、このままだと自分の生命が脅かされるからです。その不安をマスコミが煽り、企業はビジネスチャンスをそこに見出す。まるで「地球のため」というような利他的な印象を与えるこの言葉に抵抗がある私は屈折し過ぎでしょうか?

 

  放射性廃棄物を地下に貯蔵するしか方法がない原子力発電よりも、太陽光発電を積極的に採用すべきだとは思います。単なる直感です。

 

 自分が長生きしたい、子供が長生きして欲しい、この世が未来永劫続いて欲しい。こんな素朴な願いを根拠にしたいと思います。そのために、財布のお金と相談しなから日々「良い・悪い」に翻弄されるのもいいかもしれません。(2011,6,2)