(千葉・外房)

菅沼建築設計

 

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介護・高齢者向け改修工事

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Q:コスパ(費用対効果)の高い家を建てたいです。しかし、よく考えると「費用」はともかく「効果」の物差しがよく分かりません。コスパ比較のための効果の物差しについて具体的に教えてください。

菅沼:現在の常識では「省エネ性」が効果の尺度だと考えられます。

 

「住宅の性能表示」では、その「効果」を比べるための項目と尺度を作り、等級を与えて見える化する試みが行われています。その中でも特に重要なのが、構造強度と省エネ性だと考えています。

 

現在の技術で、構造強度を費用対効果の対象として考えることはまれでしょう。構造検討を後回しにすることや、ましてや構造強度を犠牲にすることなど、技術者としては考えにくいことです。(「構造計算書偽装事件」はありましたが・・・)

また、ソフトウェアの開発が進んで、構造強度の検討は比較的簡単に行うことが出来るようになりました。

構造の場合、強ければ強いほどいい、という訳ではないことも理由の一つでしょう。構造はバランスです。

 

「省エネ性」は、おおよそ「断熱性能」と言い換えられます。

簡単に言ってしまえば、断熱材の熱抵抗値と厚さで決まる性能です。

少し厳密にいえば、冬季の日射を取り入れることも必要です。

断熱性能が上がれば、新たな技術的課題(結露)が浮上しますが、これらを総合的に見て、最も安価で最も高性能な結果を導くこと、これが設計者の課題です。

 

効果を問題にするのであれば、それは数値化できるものでなければなりません。客観的な比較が可能なことが前提です。

形態的なデザインのコスパ・・・これの判断は施主にお任せします。

建物の断熱性能はQ値(熱損失係数W/㎡K)で扱われてきましたが、2020年から義務化される住宅の省エネ基準ではUa値(外皮平均熱還流率W/㎡K)が具体的な数値となります。

 

(2013,9,24)