在来工法浴室のUB化・その1

湿式の在来工法で作られた浴室をユニットバス化する過程の記録。

解体は、とにかく大変な作業になる。

床の解体は、厚いスラブを砕いた後に出てくる砂混じりのガラの処理に体力を使う。

壁の解体は、ハンマードリルを水平に持たなくてはならないために体力を消耗する。

そして、真壁仕上げになっている廊下の基礎立ち上がりが通り芯から幅半分浴室側へ偏心していたために、UB設置基準の幅寸法を25mm満たしていないという問題が発生した。これを解決するためには、基礎をハツる以外には、UBのサイズを小さくするしかない。基礎側面を30mm引っ込めるという結論を出して、ハツリ作業を指示する。

ハツリ作業では、引越し前の無人の家の中全体に充満してしまうほど、細かいコンクリートの粉塵が出る。

 

 

ハツリ作業が終わり、配管を作り変えて、土間コンを打つ。

この後、窓を取り替えて設置日を待つ。

 

連日の雨天で遅れている窓サッシ交換作業に先駆けて、UB設置のためのメーカー現地調査が行なわれた。

基準墨や脚の位置の墨が書き込まれた。(菅沼)