小屋裏

築43年の小屋裏の様子。

この小屋裏は大変良い状態と言える。

 

見ての通り、断熱材も透湿防水紙も見当たらない。

確認出来る筋違いは4本。

筋違いプレートや柱頭柱脚金物などは勿論全く見当たらない。

 

しかし、屋根には瓦が載っているにもかかわらず、この家の柱は垂直をほぼ保って建っている。

 

幣串を見付けた。

 

小屋束と小屋梁を緊結するカスガイと、瓦桟を留め付けている釘の錆具合が分かる。

 

トタンの小波板。

穴あきラスボードと「ニュルッ」と出た京壁下地モルタル。

柱と梁に大入れ加工を行ってから三寸釘3本留めで取り付けられた筋違い端部。

これらが確認出来る。

 

耐震診断計算プログラム『精密1号』にざっと入力してみたら、評点は0.47と出た。(菅沼)