(千葉・外房)

㈱ 菅沼建築設計

 

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ハーフビルドの小屋・上棟

前日の雨と強風のあと、楽しい上棟作業の始まりである。

基礎内部に溜まってしまった雨水を、6:00から施主自ら排水して頂いたお蔭で、足元は直ぐに乾いてきた。

クレーンは呼ばずに手起こしでの上棟を行った。

 

この日、初めて名前を覚えたロープの結び方が右端の写真に写っている。

「いわしを切る」と呼ばれているこの結び方は英語でも「cut sardine」なのだそうだ。

そういえばこれは通し柱を吊り上げるときに使っている方法だが、私の現場では通し柱を使用しないため、自分で「いわしを切った」記憶がない。

 

右の写真で私が右手に持っているのは、下から材料を支える道具で「さすまた」または「八戒(はっかい)」と呼ばれている。先端の2本の腕の間にはスパイクが出ており、材料を滑り落とすことがない。

 

手起こしを決めたのは私だったが、手起こしが当たり前の時代を経験した棟梁の力に助けられたことは、私自身の反省点である。

実践の中で経験したことは生涯忘れないだろう。

 

棟木から軒桁までは3185mm、2×6材で垂木を掛ければ母屋が不要となる。

棟木にプレカットで「根太彫り」と4寸勾配の山を施しておき、垂木を固定する。

そのため棟木の背を210mmとし、棟束は1.5間ピッチとした。

棟換気が出来なくなるため、妻面からの小屋裏換気となる。

 

手起こしでも昼食までにはここまで進んだ。

垂木越しに青空を見るのは、今回もやはりワクワクしたのだ。

自分の家を上棟した時の記憶が蘇る。

上棟作業は、私が童心に帰る、おそらく唯一の時間だろう。

 

面戸を入れ、軒先・けらばの部材を取り付ける。

野地板の途中で日暮れとなった。(菅沼)