ハーフビルドの小屋・引き渡し

ハーフビルドの小屋の引き渡し。

ルーフィングまで終わって、次にやることは「筋違い」を入れることである。

 

雨に備えて、ブルーシートで廻りを囲った。

シートは最も薄い#1000。

安価なので惜しげなく使えるが、風には弱く、ハト目がちぎれてしまうこともある。

 

内部は、外部からの視線がシートで遮られて、落ち着いた作業が出来る。

 

2×6材による垂木構造の小屋組み。

棟木の下以外の小屋束がなく、垂木下端に天井材を張る場合には好都合である。

 

設計図書通りに施主が施工した筋違い金物と柱脚金物の様子。

 

施主が制作した馬。

家具製作職人として独立を目指す施主らしさが出ており、緻密な出来栄えである。

 

同じく、施主が作った合板作業台。

 

作業台を作ることから始まった私自身の自宅建設を思い出す。

作業台を作るための作業台がないことに気づいて、道のりの遠さに途方に暮れそうになった。

 

当事務所の請負はここで終わる。

自力作業の難しい構造体が完了したところである。(菅沼)