表美展2014・3

先日訪れた表美展の続き。

これは枕屏風と言うのだろうか。

若い人たちのチャレンジ精神旺盛な表具が展示されていた。

もうこれは完全に感覚の世界、美意識とアイデアの勝負だ。

なんとか型を破ろうとしている感じが面白い。

 

どの世界にも、最初から型破りの天才はいるだろう。

しかし多くの人にとって、仕事とは階段を一つ一つ上るような作業に違いない。

その道に入った者だけが味わうプレッシャーがここにはあり、自分が傍観者であることに気が付く。

伝統技術を使うことで成り立つ職人の世界のプレッシャーは、身に付け乗り越える楽しみのためにあるのかもしれない。(菅沼)