以前におこなっていた大工教室で実習生が刻んだ小屋が、事務所の前にしばらくの間建っていた。
その後に小屋の行き先が決まった時の移築の記録。
小屋を置くためのブロック基礎を設置する。
水盛・遣方は省略するので、基準になる地縄は対角を測って正確に張る必要がある。
地縄を張ったらコンクリートブロックをまずは置いてみる。
土台を載せて、水平器で傾きを測る。
水平器を見ながら、ブロックの下の土を増減させて水平を出す。
写真では右端のブロックを基準として反対側の端のブロックを調節し、最後に中央のブロックを調整する。
高さの調整には何度も繰り返しが必要で、根気が必要だ。
おそらくこの作業が、小屋の移築では最も時間が掛る工程だろう。
6か所のブロックが調整し終わった。
もう一段積み上げて床下の高さを増し、組み立てに入る。(菅沼)
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