ヒヤシンスハウスの窓

ヒヤシンスハウスの外部木製建具には塗装が施されている。

建具のこの色が建物の印象を左右する要素となっている。

南東の角にあるこの大きな窓の納まりには特徴がある。

引き込みの外付け建具で、上吊構造である。

 

上の吊金具はこのように考えられている(左写真)。

戸車は上に付いている。

 

建具の下端は詳細な納まり図はないので、右写真のように考えられている。

単純で見事な納まりだ。

 

こちらは北側の横長窓。

戸袋の大きさから、雨戸は3枚だろう。


左側の写真で、戸袋が一筋敷居・鴨居から外に出っ張っていないことが分かる。

残り2枚は内側へ納められているようだ。

手前の雨戸をずらしてみると右の写真のようになり、奥の雨戸が見えた。


寝室の出窓。

厚さ24mmくらいの板で持ち出している。

丁番は青銅製だろうか。

錆びない金属を手に入れた人類だが、ここでは錆がいい感じなのだ。(菅沼)