床を置く

床の冷たさを回避する簡単な方法について相談を受けた。

この部屋は外部の下屋として作られていたところを部屋化したもので、床下の断熱材が無かった。この時期になると厚さ12mmの床板が外気で直接冷やされる。

この床下に外部から人が入れる部分は無く、どこかを壊さない限り下からの施工は出来ない。

そこで、断熱材とフローリングを置くだけとした。


スタイロフォームの厚さは50mm。

フローリングは改修工事などで発生した半端な枚数の物を寄せ集めた。

最近は半坪入りの梱包も見受けるが以前は1坪入りしかなく、トイレの改修工事などで出た色違いの半坪分が事務所に溜まっていた。

この寄せフローリングをするには、常に同じシリーズのフローリングを採用している必要がある。実(さね)の形状が異なるとフローリング同士を接合できないからだ。


これらの材料は床に置いているだけだが、ずれないように隅を両面テープで固定している。(菅沼)