「都賀の台の家(ZEH no.1)」屋根工事

屋根工事の記録。

防水層のライナールーフの様子。

補強繊維が入っているので、風に煽られてもタッカーで切れ難い。

 

写真で軒先に見える雨樋は工事中の仮設雨樋である。

 Φ75mmのPVC送水ホース長さ13mを使って道路のL型側溝まで排水するように設置した。

 

屋根材が到着した。

嵌合式縦ハゼ葺きで片流れなので、1枚の長さが9m近い。

大型トラックで加工工場から直送される。

敷地に対してあまりにも長いので、裏の通りに仮置きしている。

 

材料は日鉄住金鋼板のニスクフロンSGL。

めっき層にマグネシウム(2%)を含有するガルバリウム鋼板で、フッ素樹脂塗装が施してある。

 

加工はセキノ興産の立平ロック20型フラット。

セキノ興産では常にニスクフロンSGLを全色在庫しているわけではなく、注文前に何色が出荷可能かを調査する必要がある。

 

まずは唐草を取り付ける。

次に本体をビス留めしていく。

太陽光パネル固定用金具で縦ハゼ部を掴むので、ビスピッチは細かい(太陽光発電パネルメーカーの指定ピッチは、野地板固定で@303以下、垂木固定で@455以下)。

 

荷揚げは、足場の踏板と建地の隙間を利用して行われた。

この長さになると4人で中継しなければ運べない。

 

あと3枚で葺き終わる。

唐草につかみ込み、棟を処理して完了する。(菅沼)