この土地がある一帯には上水道がなく、井戸水を生活用水として利用している。
掘削のための道具が並べられた様子。
写真左上が掘削のための道具。右奥に地表近くに挿入する塩ビパイプケーシングが見える。
写真右上は、掘削するロッドの先端の刃。溶接で何度も補修されているのが分かる。
左下はロッドの上下と回転を行うエンジン。
右下は掘削に使う水の送りと汲み出しのポンプ。
時間の都合で残念ながら翌日の掘削作業に立ち会えなかった。
上図は標準貫入試験の説明図だが、井戸掘削もこのような感じだろうと想像する。
掘削作業は70m近い深さなのだが、1日で完了した。
3日目にはポンプが設置され、地下水が取り出せた。
8m以上ある深井戸であるため、ポンプは圧力で押し出す「ジェットポンプ」である。
(説明のため、上記の図はポンプメーカーから拝借しました。)
井戸の位置を道路から最も遠くに設定したため、この作業は基礎工事の前に行わなくてはならない。
また、工事中の仮設水道もこの井戸水である。
掘削に必要な水は幸い隣家から調達できる環境にあったが、何もなければトラックで運搬してくる。(菅沼)
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