自動サイホン

初期の衛生陶器には芸術性のような何かを感じる。

これは男子小便器につながっていた自動サイホン式洗浄装置。

「Toyotoki」のロゴを調べてみると、昭和37年~44年に採用されていたらしい。

今から48~55年前ということになる。

 

これが自動的にサイホンを起こすM字管である。

これを最初に知ったのは、私がこの業界に入って間もなくの頃に読んだ『設備読本』の記述による。

この素晴らしい発明に、当時会社員だった私は朝の通勤電車の中で感動した。

 

これが、久しぶりに本棚から引っ張り出してスキャンしたそのページ。

今でも感動する。

 

このタンクは廃棄物として捨て難く、事務所に持ち帰って自動サイホンを実際に起こしてみた。(菅沼)