鴨川の家2-調査から上棟まで

昨年の夏から始まった「鴨川の家2」の記録。

 

国道からそれて延々と山道を上ると敷地にたどり着き、絶景を眺めることが出来る。

砂利道から反対側の南の隣地境界線まで4m以上下がる高低差を克服するために、高基礎を2m立ち上げて基礎内を物置として使うことにした。

このような高低差がある敷地の場合、建設費総額の1/3近くを基礎工事が占めることになる。

根伐り量を減らすため、基礎を小さくする工夫として1階木造部分の南側を基礎から910mm跳ね出すこととした。

さらに高基礎は外周のみ土留めとして設定し、基礎内部は木軸で1階床を支える構造とすることで基礎工事の価格を落とした。

房総半島は泥岩で地形が出来ている。

ここも少し掘ると泥岩が出てくるため、地盤は安定しているが根伐りには時間が掛かる。

 

1階床組には大工2人で2日を要したが、基礎工事2か月の後、ようやく上棟となった。

 

施主は電気職人なので、電気工事と仕上げ工事(大工・建具・設備設置)を自分で行う。

当方は屋根・外壁・断熱材取付・水道配管と浄化槽などの工事を行う。

 

(菅沼)