4 敷地のかたちは建物にどんな影響を与えるの?

地方の少し小さめ住宅地(50坪程度)以下の場合、敷地のかたちは建物のかたちに影響を与えます。敷地にそれほど余裕がないので床面積を確保するには敷地を無駄なく使う必要があるからです。そのため敷地と建物のかたちが似通ってきます。横長の敷地は建物も横長になりやすく、縦長の敷地は建物も縦長になりやすくなります。

東西に長い敷地の例

南北に長い敷地の例

5 縦長の敷地において工夫が必要になることは?

縦長(南北に細長い)の敷地には縦長の建物が建ちます。周辺環境によって多少異なりますが、縦長の建物は中央部に光を取り込むのに工夫が必要です。吹き抜けを使って上部から光を呼び込むなどの手法が採られます。

 

また縦長の敷地は庭の確保にも工夫が必要になります。特に敷地の南側が道路に接している場合、駐車場も庭も道路側に設ける必要があります。両者の区分けや庭のプライバシー確保などを考える必要があります。

 

北側が道路と接している場合、庭を南側に、駐車場を北側に振り分けることもできます。南側が道路に接している敷地のほうが設計上の難易度は少し高くなります。

南側の隣家が近い為、吹抜けを使って1階の採光を確保した例

南側道路の例

6 狭小敷地や旗竿敷地、変形敷地と配置の関係は?

密集地のように間口が狭い縦長の狭小敷地の場合、建物と別に駐車場を設けることができず、ビルトインガレージになることもあります。

 

旗竿敷地も駐車場の配置に工夫が必要です。接道している細長い部分に駐車場を設けるか、広い部分に設けるか2つの考え方があります。2台分の駐車場を確保してそれぞれが自由に出入りできるようにするためには広い部分に設ける必要があります。

 

三角形や台形など敷地に斜めの部分がある場合、敷地に余裕がなければ建物の一部も斜めにして床面積を確保することになります。変形の敷地は小さな空地ができやすいので、間取りを考える際にその場所を物干し場や坪庭などとして活用できるように考えます。

狭小敷地

変形敷地