72.木板張りの外壁のメンテナンス周期は?

 

木板張り外壁は耐候性が高く、無塗装でも数十年は優にもちます。

ただし、何枚かは経年変化で割れたり、節が抜けたりするものが含まれます。

木板は濡れて乾燥することを繰り返すと割れやすくなるため、軒を3尺(909㎜)以上出して雨が掛かりにくいようにしています。

10年に1回程度点検して、補修をしたり傷んだ材だけ交換することを考えて、取り付け方にも配慮しています。

1棟あたりでは、交換したとしても1〜3枚で済んでいます。

 

 

73.屋根はどのくらいもつ?

 

屋根葺き材にはガルバリウム鋼板縦ハゼ葺きを採用しています。

ガルバリウム鋼板は外壁と同様に30年はもつと言われています。

屋根が軽いと耐震性能を高めやすいことから、耐候性のほか軽量性も評価しています。

ガルバリウム鋼板のワンランク上のSGL鋼板も使うこともあります。

こちらはさらに長期の耐久性能が期待できます。

 

 

74.屋根のメンテナンス周期は?

 

屋根は30年以上メンテナンスフリーと考えています。

ガルバリウム鋼板の下には耐候性の高い改質アスファルトルーフィングを全面に敷いています。

これが雨漏りを防ぐ防水層になっていて、この材料が傷まない限り漏水することはありません。

住宅では築30年ごろに大きなリフォームが行われることが多いので、そのときに屋根を点検して、必要であれば傷んだ下地と共にルーフィングごと葺き直すのが理想です。

 

 

75.シロアリ対策は?

シロアリに対しては、ベタ基礎にして侵入しづらくした上で土台をシロアリに強い樹種(ヒバ・ヒノキ・薬剤注入栂材)にして対処しています。

基礎断熱にする場合、基礎の断熱は内側に行うことを基本としています。

土壌への薬剤散布は住まい手の健康被害のリスクを考慮して行っていません。

フラット35の場合は、ホウ酸系の防蟻処理剤を外壁下地合板に使用しています。

76.構造材以外の木部の対策は?

 

床下の土台はシロアリに食われにくいヒノキを標準採用しています。

薬剤による防腐防蟻処理はしていません。

フラット35などでは必要に応じて、地面から1mと高さの柱や合板には防蟻剤としてホウ酸系の防蟻剤を塗布しています。

軒裏にスギ板を張って仕上げていますが、塗装はしていません。母屋も同様です。

またウッドデッキには防腐防蟻効果の高いサーモウッド(高温処理材)を用いることが多くなりました。

床束は、シロアリが食わない鋼製束かプラ束で支えます。

デッキ下部にコンクリートを打って地面と縁を切ることもあります。

お金は掛かりますが、防腐防蟻効果はより高まります。

 

 

床下の土台はシロアリに食われにくいヒノキを標準採用しています。

薬剤による防腐防蟻処理はしていません。

フラット35などでは必要に応じて、地面から1mと高さの柱や合板には防蟻剤としてホウ酸系の防蟻剤を塗布しています。

軒裏にスギ板を張って仕上げていますが、塗装はしていません。母屋も同様です。

またウッドデッキには防腐防蟻効果の高いサーモウッド(高温処理材)を用いることが多くなりました。

床束は、シロアリが食わない鋼製束かプラ束で支えます。

デッキ下部にコンクリートを打って地面と縁を切ることもあります。

お金は掛かりますが、防腐防蟻効果はより高まります。

 

77.設備の耐久性は?

 

最も故障しやすいのがサーモスタット付き蛇口という印象です。

個体差はありますが、15年程度で交換になることが多く、給湯器の耐用年数も同様で15年程度で寿命が尽きます。

ほかの衛生設備は、制御の電気系統の故障がなければ30年程度はもつと思われます。