冷蔵庫の上に棚板を取り付けたい場合、どうすればいいのだろうか。
これは可動棚で、取り外しが可能である。
この方法は簡単でスッキリと見える。
厚さ18mmの棚板を15mmのアルミアングルで支える。
下地の無い箇所の石膏ボードにはボードアンカーを使う。
全てホームセンターで購入が可能である。
改修工事の日の昼食を施主にご馳走になった。
野菜は全て庭の自家菜園で採れたもの。
同行した大工さんは弁当を持参したと言うが・・・
玄関の「バリアフリー化」工事の記録。
これは施主が描いたCGの依頼図。
まるで写真のように見える。
何を要求されているか、これなら間違いなく伝わる。
施工前の様子。
壁の下地としては貫と間柱がある。
このどちらにビスを利かせるかが工事の要である。
完成した様子。
敷き台は厚さ60mm幅240mmの杉板を長手にビスケットジョイントで接ぎ合わせている。
(「接ぎ合わせ」は「はぎあわせ」と読む。)
脚には、ちょっと情緒に欠けるが、プラ束を使用して床の不陸に対応している。(菅沼)
サッシの新設と交換の様子。
何もなかった壁に勝手口ドアを新設する。
浴室出窓をガラスルーバーに変更する。
とにかく防水が肝なのだ。
既存の防水紙はアスファルトフェルト17kgで、これをサッシのツバに上手く被せてシールする。
何もなかったところにサッシを付けるには、サイディングをサッシより少し大きめに切り開かなければ取り付けが出来ない。
大きなサッシを小さくするには、新築とほぼ同様の工事になる。
サッシより大きく開口した勝手口ドアのサイディングは、モールで塞ぐ。(菅沼)
キッチンの交換の記録。
キッチンの交換の他に、床の張り被せと勝手口の追加を含んだ工事である。
壁のタイルもキッチンパネルに、天井のクロスも新規に、それぞれ張り替えている。
換気扇もダクト工事と共に配線をし直している。
市ガスの配管を撤去して、IHクッキングヒーターに変更している。
水道配管ももちろんやり直している。
この現場では入居前の工事だったので十分な工期を取れたが、居住しながらの工事ではかなり慌しい状況になる。(菅沼)
浴室の工事では隣の洗面脱衣室の壁が壊れるため、同時にリフォームの対象になるケースが多い。
基礎の立ち上がり内法寸法が狭く、大変なハツリ工事となってしまい、家中に細かい埃が舞ってしまった。
脱衣場との境目はこのように新設の壁になる。
ビフォーがあるからアフターの新鮮さが増すと、リフォームでは毎回思う。(菅沼)
ユニットバスの部材は搬入された日の様子。
搬入経路が狭かったため軽トラックでの搬入となった。
軽トラックだと満載になる。
最初に床が組み立てられ、次に壁のフレームが立てられる。
搬入と組み立ては1日で完了する。(菅沼)
湿式の在来工法で作られた浴室をユニットバス化する過程の記録。
解体は、とにかく大変な作業になる。
床の解体は、厚いスラブを砕いた後に出てくる砂混じりのガラの処理に体力を使う。
壁の解体は、ハンマードリルを水平に持たなくてはならないために体力を消耗する。
そして、真壁仕上げになっている廊下の基礎立ち上がりが通り芯から幅半分浴室側へ偏心していたために、UB設置基準の幅寸法を25mm満たしていないという問題が発生した。これを解決するためには、基礎をハツる以外には、UBのサイズを小さくするしかない。基礎側面を30mm引っ込めるという結論を出して、ハツリ作業を指示する。
ハツリ作業では、引越し前の無人の家の中全体に充満してしまうほど、細かいコンクリートの粉塵が出る。
ハツリ作業が終わり、配管を作り変えて、土間コンを打つ。
この後、窓を取り替えて設置日を待つ。
連日の雨天で遅れている窓サッシ交換作業に先駆けて、UB設置のためのメーカー現地調査が行なわれた。
基準墨や脚の位置の墨が書き込まれた。(菅沼)