「白浜の家」

南房総市白浜町に建つ、バルコニーから海が見える家。

施工は館山に作業場を構えている(有)村上建築工房。手刻みを実践している、今となっては数少ない存在となった工務店である。

施主が米国で暮らす娘さんと考えた基本計画に日本の軸組造を合致させることから設計が始まった。小屋組みを和的要素として見せること、光と風を取り込むこと、間取りに回遊性を持たせること、これらを念頭に置き、施主の多くの希望を可能な限り盛り込みながら設計作業を進めた。

小屋梁に使われる丸太の算段は担当大工に任される部分だが、小屋組みは控え目で、落ち着いた空間を作り出している。

 

 

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