先週末、事務所の漆喰用のバケツや鏝を引き上げる為にW邸を訪問しました。
バケツの中には3年前のペースト状にした漆喰が入っていたのですが、水をはってラップでしっかり密閉していたら、ちゃんと今回の増築部分に塗れたのです。
漆喰は便利だとつくづく実感しました。
さて、納屋は施主工事でさらに進化していました。ポリ浴槽の腰は杉板でカバーされ、洗面台との仕切りは倉庫から見つけたアルミ枠のガラス1枚。オープンだった洗面台の下は簾を鏡板とした引き戸が付いていました。
ストーブの前でコーヒーをいただきながらWさんとおしゃべり。
Wさんからのやる気がひしひしと伝わってきます。
話の締めは、「ここボロボロだったわよねぇ・・(^^)」 (郁子)
先月おこなわれたW邸のパーティ&納屋完成お披露目会です。フランスのアンティークや音楽、芸術を愛する「プティ・セクナル」の皆さんとご一緒させていただきました。
ロワール地方への修学旅行のお話をうかがっていると・・・
この納屋は、築何年かは分からないが長い間手入れされず、普通なら解体するべきではないかというほどの状態だった。
施主は以前にそれをスケルトンリフォームしており、今回は水廻りを足して、農作業から帰った時に利用することを計画した。
これは納屋正面から見て右側に付け足された下屋に、床を張って建具を付け、水道配管に設備機器を接続したところを正面から見ているところである。
手前にある木製すのこの左側には洗濯機を置く。
土壁は既存の壁にあわせて、田んぼから取ってきた粘土に枯れた芝生を混ぜて施主が塗った。
施主が塗った土壁の様子。
施主曰く、「最初は土壁を自分で塗れるとは思っていなかったが、やってみれば簡単なことだと気が付いた(難しく考えず簡単に考えてやってしまおう、と考えてもいいことに気が付いた)。」とのこと。
これぞDIY精神のお手本のようだと思った。
入口からはいるとまずトイレがあり、奥に置き型の浴槽とシャワー水栓がある。
浴槽の隣には集成フリー板で作った洗面カウンターに陶器の洗面ボウルが載っている。
シャワーを使うときにはシャワーカーテンを設置する予定である。
納屋の下屋なので、化粧野地板の上は板金屋根であり、断熱材はない。
半分屋外のような建物なので、夏は暑く冬は寒いのは致し方ない。